「Mele 'Ai Pohaku(石を食べる歌)」とも言われている「Kaulana Na Pua」。
Lili'uokalani女王がI'olani宮殿へ幽閉された、1893年に出来た曲で、
Melodyからは想像出来ないような、Hawai'ianの強い怒りが込められた歌です。
「Kaulana Na Pua」
1. Kaulana nā pua aʻo Hawaiʻi
Kūpaʻa mahope o ka ʻāina
Hiki mai ka ʻelele o ka loko ʻino
Palapala ʻānunu me ka pākaha
ハワイの名高い子供達よ
この大地をしっかり支えている
悪い遣いの手がやってくる
人を騙す書類を持っているだろう
2. Pane mai Hawaiʻi moku o Keawe
Kōkua nā Hono aʻo Piʻilani
Kākoʻo mai Kauaʻi o Mano
Paʻapū me ke one Kākuhihewa
ハワイ島のケアヴェは答える
マウイのピイラニも手助けに来る
カウアイのマノも応援に来るだろう
オアフのカクヒヘヴァも結束している
3. ʻAʻole aʻe kau i ka pūlima
Maluna o ka pepa o ka ʻenemi
Hoʻohui ʻāina kūʻai hewa
I ka pono sivila aʻo ke kanaka
絶対にサインするな
敵が持ってきた紙には
土地を売り渡すことになる
人々の人権も
4. ʻAʻole mākou aʻe minamina
I ka puʻukālā a ke aupuni
Ua lawa mākou i ka pōhaku
I ka ʻai kamahaʻo o ka ʻāina
私たちはその価値を認めない
政府が与える金の
私たちは石で十分
そしてこの大地の恵みがあれば
5. Mahope mākou o Liliʻulani
A loaʻa e ka pono o ka ʻāina
Haʻina ʻia mai ana ka puana
Ka poʻe i aloha i ka ʻāina
私達は、リリウオカラニ女王を支えます
この土地を勝ち取ってくれる
ここに伝えられているのは
この土地を愛した人々の事
王国を奪われ、土地を奪われたHawai'ian達は、それでも誇りを持ち続けている。
この歌に込められた強い想いは、とても軽々しく話すことは出来ません。
今まで私は、これはHawai'ianの魂を歌った大切な歌であって、
日本人の私達が歌ったり、踊ってはいけないのではないか、と思っていました。
でも、いろいろ学んでいくうちに、ここ沖縄は別とも思ったのです。
Hawai'iと沖縄は、似た歴史を持ち、似た文化を持ち、共通点が多いのです。
王国を奪われ、土地を奪われたという、同じ歴史を持ちながら、それでも
誇りを持ち続け、文化を受け継いで、歌い踊り続けているという所も同じ。
複雑ではありますが、今現在も米軍基地だらけで、そこも同じ。
そんな沖縄の人達ならば、このHawai'ianの魂、Hawai'ianの悲しみや想いを
しっかり心に刻みながら、表現出来るのではないか、と想い、悩んだ末、
ここ沖縄で、ようやくこの素晴らしい曲をシェアしていこうと決めました。
Hawai'iの皆さんに敬意を持って、しっかり想いを込めて踊っていきたい曲です。
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