2015年7月7日火曜日

Mauna Keaについて

今回のMoon Beach Luauで大人が踊った曲は、Hawai'i王族のお話で、
曲の中にHawai'iの国旗が出てきます。
そして曲の最後で、Liliu'okalani女王の名前を称えるのですが、
今回のSTAGEでは、そのさらに後に、Hawai'i国のモットーである
「Ua mau ke 'ea o ka 'aina i ka pono」
(大地の生命は、正義によって存続される)
という言葉を山のカタチになって、みんなで称えました。


実は、最近ずっと気になっている出来事があって、
沖縄で起きていることと共に、このHawai'i島で起こっていることを、
みんなに情報をシェアしたり、署名等をしたりしてきました。
そして、その想いを胸に、Luauでもみんなで踊りました。
この機会に、是非たくさんの方に知ってほしい出来事です。


2006年頃、国際プロジェクトとして、口径30メーターの望遠鏡を造ろうという
Thirty Meter Telescope(TMT)計画が始まりました。
参加国は日本、アメリカ、カナダ、中国、インドの5ヶ国。
2009年に建設場所が、Hawai'i島Mauna Kea山に決まり、2013年に建設許可が下り
2014年10月には起工式が行われ、工事が始まりました。

しかし、Native Hawai'ian達や環境問題グループは、建設による環境破壊や
観測所のもたらす環境汚染、貴重な固有植物、生物などに対する影響を
危惧して、建設反対運動を起こしました。

何より、Hawai'ianにとって、Mauna Keaは女神Poliahuが住むと言われている
とても神聖な場所。そんな文化的にも大切な場所を壊され、汚されたくないと
胸を痛め、このままではダメだと立ち上がったのです。


当初から無抵抗反対運動を唱え、平和的な行動を取ってきた彼らですが、
資材運搬のトラックを阻止するため、道路に座り込んだ反対メンバーが
逮捕される様は、まるで沖縄で起こっていることと重なるように見え、
毎日、Hawai'iのNewsを目にする度、涙が止まりませんでした。

何より知ってほしいのは、この事業に日本が深く関わっているということ。
25%の資金を供出し、施設の要となる主鏡の製作を担当する日本。
その莫大な資金は、私たちの税金であるということ。
この問題は遠いHawai'iだけの問題ではなく、お金と技術を提供している、
日本、つまり私たちの問題でもあるということ。


これを機に、是非たくさんのみなさんにこの出来事を広めてほしい。
そして、自分たちにできることは何か、考えてほしいと思います。
まずは、こちらから簡単に署名ができます。↓

https://www.change.org/p/governor-david-y-ige-stop-tmt-construction-and-arrests-of-mauna-kea-protectors?recruiter=273802036&utm_campaign=signature_receipt_fb_dialog&utm_medium=facebook&utm_source=share_petition&fb_ref=Default


そして、沖縄で起こっていることにも、目を背けないでほしい。
Hawai'iも沖縄も、自然の豊かな美しく素晴らしい場所です。
人々もALOHAに満ちているはずだし、子ども達の未来を想っているはず。
大切なものは何か、平和や豊かさとは何か、この機会に今一度、
大人達は向き合い、考え、行動するべきではないでしょうか?


U'i Ohanaは、HULAを通して学んだ、土地を愛する気持ち、
家族や仲間達と協力し合い、受け入れ合い、ALOHAを共有する気持ち、
感謝を忘れないこと、許し合うことを大切にし、そして、そんな想いを
またさらに、HULAで繋げていけたらと考え、活動しています。


これからも、少しでも私たちの想いが届いてくれるよう、祈り踊り続けます。
MALAMA KA AINA!!MALAMA KA MOANA!!

MAHALO NUI :)


0 件のコメント:

コメントを投稿